旅行に行く1年前に、大まかな行き先と日程を決めました。車を借りて気ままに旅先を決めていく、という旅行も考えたのですが、今回はかなり細かく、どの国のどの都市にいつぐらい行くか、というところまで細かく決めました。長期の車の運転は疲れることと、ヨーロッパの夏は観光シーズンでどこも混んでいるのが理由です。泊まりたいホテル、行きたいレストラン、体験したいことなど、事前に予約しておかないとできないことがあると思いました。
今回はどうやって旅程を決めて行ったのか説明します。
最初に決めたこと:入る国と出る国
2ヶ月もあって、ヨーロッパのどこの国にも行ける、となった場合、行き先を考える自由度はかなり高いです。一方で、選択肢が多すぎてなかなか計画ができない、という難しさもあります。なのでまずは入る国と出る国を決めてしまうと、計画が立てやすいと思います。
私の場合、最初にスペインに行く用事があったので、入る国は簡単に決まりました。出る国を決めるのは決めるまでに1、2ヶ月かかりました。大きく2つのオプションがありました。
同じ国から出国する
例えばスペインに入国するなら、出国もスペインというパターンです。飛行機のチケットを往復で買えば良いので楽なのと、レンタカーをする場合のリステ料金がかからず安く抑えられます。デメリットとしては、同じところに帰ってこないといけないので、移動の仕方やスタート地点によっては最後に無駄に遠くに戻ってくる必要があることです。
例えば、ヨーロッパ旅行の場合西端にあるポルトガルスタートとすると、スペイン、フランス、ドイツなどと回ると、もう一度フランス、スペインを経てポルトガルに戻ってこないといけないです。戻る時には別の都市を回るなどすれば良いですが、そうでないとまた同じ道を逆に戻ってくるだけになってしまい、少し勿体無いです。
異なる国から出国する
スペインから入って、フランスから出国する、ドイツから出国する、というパターンです。自由度が増しますが、その分どの国から出るのか決めるのが難しくなります。レンタカーで回る場合は乗り捨て料金がかかるので、費用も高くなります。移動のルートは効率的になります。同じ国に戻ってこないでも良いので、色々な国を順番に見てまわることができ、時間の節約にもなります。例えばイタリアなどヨーロッパの東の方から入って、スペイン、ポルトガルなど西の方の国から出国する、とするとその間に幾つかの国を順番に回れます。
私はできるだけ多くの国を回りたかったので、異なる国から出国するパターンを選びました。決まったところで飛行機の予約もしました。飛行機の予約は早い方が空席も多く値段も安いので、このように最初に出入国の場所を決めてしまうのがおすすめです。
行きたい場所をリストアップ
次に、行きたい都市などの場所をリストアップしました。都市名だけでなく、レストラン、博物館、絵画など美術品、乗馬などの体験など、どこで何をしたいかをなるべく具体的に思いつく限り書き出しました。この時点では行けるか分からなくても、とにかく多く書き出しました。
例えばこんなのを書き出しました。
- スペインで闘牛
- バルセルナのサグラダファミリア
- ドイツでライン川下り
- イギリスコッツウォルズ
- シャーロックホームズ博物館
- デンマークチボリ公園
- パリオリンピック
- 地中海クルーズ船
- ジブラルタル海峡
- ヨーロッパの夜行列車
- チェコのチェスキークロムロフ
- ブダペストの温泉
- アウシュビッツ
最終的には行けない場所も出てきますが、まずは何をしたいのかを全部出し切ってみることが大事だと思いました。そうしないと、後でここも行きたかったのに、行けばよかった、などと悔いることがあると思ったからです。また、行きたい場所のリストがあることで、その中でも必ず行きたいところはどこか、行ければ良いという場所はどこかが自分の中で整理できました。その上で必ず行きたいところを回りつつ、できるだけ多くの場所を回るルートというのが決まってきました。
まとめ
旅程の決め方についてまとめました。最初に行く国、出る国を決めるとルートが決めやすいこと、また、行きたい場所をリストアップするとルートを決めるのに役立つことを紹介しました。