事前準備:電車予約と公式アプリ

ブダペスト 事前準備

今回は電車移動の際のチケットの予約について紹介します。

電車アプリは優秀

ヨーロッパ旅行で使う電車予約のアプリはかなり優秀です。新幹線のスマートEXはかなり使いにくいですが、それよりもはるかに登録や予約が簡単です。JRにも見習ってほしいです。

ヨーロッパの電車予約アプリは大きく2つあります。1つは各国の電車会社が作っているアプリです。例えばユーロスターとか、スペインのRenfeとか、ドイツのDeutsche Bahn (DB)などです。もう一つはOmioというアプリで、これはヨーロッパのほぼ全ての国の電車の予約ができるという、めちゃめちゃ便利なアプリです。しかも日本語表示で、乗り換えアプリのように行き先を選ぶと候補の電車が表示されて、チケットの予約ができるものです。

Omio
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公式アプリ

いくつか公式アプリを紹介します。

電車の国際線だと名前など登録する必要もあったので、アプリより公式サイトでPCを使ってやった方が早い場合もあり、公式サイトも併用しました。

公式アプリとOmioの比較

Omioは列車の時刻などを最初に調べるときに使いましたが、購入した切符を本当に全ての国で使えるのか若干不安なところがありました。また、座席の指定なども公式アプリの方が使い勝手が良かったこともあり、Omioは一度も使いませんでした。そのためOmioで具体的にどのようなことができるのか、ご紹介できません。

最終的に公式アプリにしたのは、座席の指定と購入後の変更のしやすさで考えました。最初に訪問先の滞在日などを決めていたものの、数日の変更や時間の変更など、可能性がゼロではありませんでした。購入後にそういった変更ができるかどうか、Omioだとよくわからなかったのと、国によって微妙に異なるのではないかと思い、心配だったので公式アプリにしました。公式アプリでできないことはおそらくOmioでもできないですが、その逆に公式アプリでできないけどOmioでできる、ということはないと思ったからです。

おそらく滞在国が一つで、何度か電車移動をするというときにはOmioでも良いのではないかと思いました。ただ、電車の時間を調べるのには特に国を跨ぐ場合はOmioのが検索がしやすかったです。乗り換えも表示してくれるからです。

例えばベルギーのコルトレイクという街から、ドイツのケルンまで電車で移動する必要がありました。この時は何度もOmioで検索しました。いくつかルートがあるのですが、コルトレイクからヘントまでいって、そこからブリュッセル、乗り換えてドイツ鉄道(DB)でケルンに行く、というルートや、ヘントまでは同じで、そこからユーロスターに乗り換えてケルン、というルートなど複数のルートが表示されます。到着時刻と値段が表示されるので、それを元にルートを決めて、ユーロスターで行くならユーロスターのアプリや公式サイトで、DBで行くならDBのアプリで予約、という手順を取りました。

検索後の画面。到着時間と値段が比較できる
乗り換え案内が表示される
乗り換えは多いものの安い

アプリがあると便利だったのは、切符の表示がアプリ上でできたり、iPhoneのウォレットに登録できた点です。いちいち紙で印刷しておかなくても良かったので、楽でした。

難易度の高かった電車・国

公式サイト、アプリ、Omioを使ってほぼほぼ予約ができましたが、少しだけ予約が難しい電車がありました。

ポーランドの国際線

ポーランドの国内の電車は公式サイトやアプリで予約、購入ができるようでした。ですが国際線だけは、なぜか紙のチケットを発券する必要があって、受け取りがポーランド国内でしかできませんでした(2024年8月時点)。そのため先にホテルを予約しておく必要があって、ホテルの住所を購入時に登録する必要がありました。

最初にホテルの住所を登録するのを忘れていて、購入後カスタマーセンターに問い合わせをしました。返事がなかなか来ないのではないか、と心配しましたが、問い合わせをして1分で返事が来ました。その後もチケット発送したよ、という連絡や、ホテルに届けたよ、などと連絡が来て、安心できるサービスでした。

後日ホテル到着時に、問題なくチケットの受け取りができました。

オーストリア発着の電車

オーストリア鉄道も公式アプリ、サイトがあって、そこから問題なく予約ができたのですが、なぜだか座席の指定ができませんでした。後日これは大混乱を引き起こしました。窓口などで買った人など一部の人は席の指定ができて、オンラインで購入した人など座席の指定ができなかった人が混在するようでした(地元の乗客に聞きました)。そのため乗車後に乗客が話し合って席を決める、という恐ろしいオペレーションが発生していました。席についても途中から誰かがそこ私の席ですけど、と乗ってくるのではないかと心配で、全然落ち着きませんでした。
流石に夜行列車は指定でしたが、普通の列車だと席が予約できない、ということが起きます。不安でしが、そういうものなのだ、と思ってください。

事前に予約しておいた方が良い理由

ヨーロッパの電車は飛行機のように、早めに予約した方が値段が安くなります。また、キャンセル可能かどうかでも値段が変わる場合があります。
今回失敗したのはユーロスターの予約です。私が最後にユーロスターに乗ったのは2000年ごろと20年以上前で、その時は前日や直前に予約しても席が空いていたこともあって、チケットの予約が後回しになっていました。今回はパリオリンピックと日程が重なったこともあって、3月終わりに買ったのですが、すでに7月末のチケットの空き状況が少なくなっていました。また、ファーストクラスは値段がかなり高くなっていました。もう少し前に予約しておけば数万円ぐらい値段を抑えられたかもしれない、と悔やみました。

まとめ

今回は電車の予約について紹介しました。ヨーロッパでは飛行機のように早く予約した方が安くなるので、早めの予約がおすすめです。また、Omioで乗り換え検索をして、購入は公式アプリや公式サイトで行うと、チケットをアプリやiPhoneのウォレットに登録できて便利でした。国内での移動であればOmioでそのまま買っても良いと思います。

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