今回は2ヶ月分と長期の荷造りについて書きます。今回の記事は旅行開始後に書いているので、出発後、計画通り行って良かったこと、こうしておけば良かったと後悔したことについて記録します。
スーツケースは1つ
長期旅行に限らず家族旅行での大原則は、スーツケースを1つにする、ということです。
理由は大きく2つあって、1つは2つ以上のスーツケースでの移動が大変なことです。スーツケースは重くなるので、階段や段差があると持って運ばないといけません。海外でよくあるのですが、空港やショッピングセンターでエスカレーターやエレベータが壊れていることがあり、重たい荷物を手で持ち上げて運ぶことがよくあります。2つ以上スーツケースがあると、
- 父親が階段上まで荷物を運ぶ
- 妻がその荷物を見張る
- 子供は残りのスーツケースを階段下で見張る
- 父親が階段を降りる
- 父親がスーツケースを持ち、子供と一緒に階段を上がる
という数学パズルのような面倒な手順が必要です。これでも子供を一人きりにする必要があるので、安全上少し不安があります。また、砂利道やでこぼこ道などスーツケースを動かすのが難しいところで、二人がそれぞれ1つずつスーツケースを引きずっていくのもかなり大変です。
2つ目の理由は安全管理です。単純に2つの荷物を見張り続けるのはかなり大変です。1つのスーツケースなら家族の誰かが常に見張るなど、簡単にできます。1つ目の理由で書いたように階段を荷物を持って上がるような状況では、子供に荷物を見張ってもらう、あるいは荷物だけを階段上などに放置して2つ目のスーツケースを運ぶ、という必要が出てきます。
ちきりんさんのブログでも、フタ型スーツケースの勧めという記事で、なるべく大きなスーツケースを推奨しています。
スーツケースを1つにするための工夫
ではどうやってスーツケースを1つにするのか、そのための工夫について説明します。
大きなスーツケースを買う
まず第一に、なるべく大きなスーツケースを買うことです。国際線に預け入れができる荷物は、例えばANAであれば3辺の合計が158cmまでです。
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大きなスーツケースだと良いのが、荷造りも楽になることです。あまり考えずにどんどん荷物を入れていっても余裕で入ります。
捨てられる荷物を作る
もう一つは着古した下着類など捨てられる荷物を作ることです。もうボロボロになって捨てても良いかなと思っているようなパジャマ・下着などを荷物に入れておくと、帰りは軽くなります。スペースも空くので、お土産を入れるスペースを作るのに最適です。
また、本を読む人は中古の文庫本を持っていくと、読み終わったら捨てることができるので同じく荷物が減らせます。電子書籍も良いです。
洗濯できる服を持っていく
特に長期旅行の場合は、何度かコインランドリーなどで洗濯する必要が出てきます。ドライクリーニング専用、タンブラー乾燥禁止、といった手入れが大変な服を持っていくとかなり面倒です。乾燥させて縮んでしまっても惜しくない服、縮まない服などを持っていくと、洗濯の回数を増やすことで持っていく荷物は減らすことができます。例えば2週間の旅行だとしても、4日分の服だけ持っていって、3、4回洗濯をすれば、1週間分などの服を持っていく必要はありません。服は意外とかさばるのと、家族分だと人数分増えていくので、極力最低限の日数の服にすることが大事です。
持っていって良かったアイテム紹介
では最後に実際に使ったアイテムを紹介します。
スーツケース
サムソナイト ビーライト4
ソフトケースで軽く、サイズも78cm x 49cm x 31cmとかなり大きいです。3辺の合計はピッタリ158cmと、国際線の預け入れが可能です。ソフトケースやフタ型スーツケースの利点についてはちきりんさんのブログ(フタ型スーツケースの勧め)を参考にしてください。唯一の難点はキャスターのストッパーがないことです。
リュック
旅行本などで有名な詩歩さんが企画して作ったバッグです。Amazonに公式ページがあります。
入れる場所が何箇所かに分かれていて使いやすいです。リュックとして背負ったり、取手を持って運ぶこともできます。チャックは後付けで鍵をかけることもできるので、防犯にも良いです。私はこの中にノートパソコンを入れて移動時は鍵をかけていました。
ウェストバッグ
LiberFlyer
SAFAS
どちらも非常に使い勝手が良いです。これを使って移動する時の安心感たるや半端ないです。どちらも中にキーホルダーがついていて、そこに紐を通して財布やスマホを繋げておけば、まず取られる心配はありません。カードやパスポートも入ります。マラケシュの旧市街やマドリードの地下鉄などスリが心配なところに行きましたが、これを持っている時はほぼ不安を感じなかったです。
まとめ
今回は荷造りについて説明しました。