長期旅行の前にもう一つやったのが、サグラダファミリアとなどの建築や美術館などの事前チケット予約です。特に人気の観光地は1カ月前ぐらいから予約をしないと、当日はもちろん数日前でもチケットが売り切れてもう入れない、ということがあります。今回は観光地の混雑事情などを踏まえてチケット予約について紹介します。
なぜ事前予約するのか
ヨーロッパの多くの観光地ではオーバーツーリズムが問題になるぐらい、観光客が多くなっており、事前に予約しないともはや有名な観光地に入れないからです。もちろん当日券が残っている場合もありますが、その場合チケットの列が信じられないぐらい長くなっています。夏はベストシーズンなのですが、暑い中チケットの列に並ぶのはかなり大変です。
例えば大英博物館の列。当日券を獲得するための列です。門の中に入ってもまだ並んでいました。


1ヶ月前までに予約したもの
超有名な観光地と、日本語のガイドを探したい、というときには、1ヶ月以上前に予約しました。有名な観光地だと場所にもよりますが、おおよそ3ヶ月前から予約ができるようになっています。入場時間も事前に決めることになります。夏の場合は暑くなるので、午前の早い時間がおすすめです。
サグラダファミリア
今回の旅行で一番予約が大変だったのはこれです。1日に中に入れる定員上限が決まっているので、かなり前から計画して予約できないと入れません。チケットは公式サイトから購入します。
1、2週間先まで予約がいっぱいという状態です。おおよそ3ヶ月先まで予約できるようです。訪問する時間も決めないといけません。
さらにサグラダファミリアの塔に上がるエレベーターのチケットもあり、これも時間を指定して予約しないといけません。
ロンドンのミュージカル
正確には千と千尋の神隠しのロンドン公演ですが、たまたまやっていたので見に行くことにしました。日本と比較すればチケットは取りやすいと思いますが、それでも早めに予約が必要でした。
アウシュビッツの日本語プライペートツアー
3ヶ月前から予約ができるようになります。現在はアウシュビッツの博物館は認定されたガイドと一緒でないと中の見学ができないようになっています。グループツアー、プライベートツアーが選べます。日本人の認定ガイドが一人だけいて、日本語でのガイドもあります。学びを多くするためには、是非日本語でのガイドをお勧めします。
公式サイトから予約できます。
日本語のガイドは中谷さんという方なのですが、直接やりとりをすると少し安くなるようです。公式サイトから予約しても、日本語ガイドを選択すると、中谷さんしかいないので、自動的に中谷さんになります。
アルハンブラ宮殿の日本語ガイド
アルハンブラ宮殿も公式サイトから3ヶ月前から予約ができます。広いし案内がないと何もわからないだろうからと、ガイドと一緒にプライベートツアーで行くことにしました。子供もいたので、日本語のガイドを探しました。日本語のガイドは数が少ないので、早めの予約が良いかと思い3月前に予約しました。
ウィーンのクラシックコンサート
後で知ったのですが、7月8月はオペラ座は休みで、その代わり近くの別の場所で観光客向けのクラシックコンサートがありました(結果的には行かなくても良かったかも、と思いました。それはまた別の機会に書く予定です)。良い席で見たい場合は遅くとも1ヶ月以上前には予約しないと、2列目、3列目など見づらい席しか空いていないようでした。
直前の予約で大丈夫だったもの
あまりメジャーな観光地ではないところは、おおよそ問題ありませんでした。ただし場所によっては時間が昼間の暑い時間しか空いていないこともあったので、やはり日程が決められるのであれば事前に予約した方が良いと思いました。
マドリードのソフィア王妃芸術センター
ピカソのゲルニカが展示されている美術館です。当日予約で全く問題ありませんでした。朝早く行ったせいもあるかもしれませんが、ゲルニカの前で記念撮影ができるぐらい空いていました。
マドリードの闘牛場
同じくマドリードの闘牛場(Las Ventas)も当日のチケット購入で何の問題もありませんでした。日本語の音声ガイドがありました。
アテネのアクロポリス
前日に公式サイトで調べて、急遽いくことにしました。昼間の時間帯しか空いていなかったので、かなり暑くて大変でした。
色々なサイトで紹介されていますが、東口から入場する方が混雑が少ない、ということで、東口から入場しました。当日券を待つ人が結構並んでいました。
スロベニアのポストイナ鍾乳洞
世界最大級の鍾乳洞で、トロッコ電車乗って内部まで行きます。1時間刻みぐらいで時間指定されています。そんなに混んでいないだろうから、指定した時間に遅れてもいいか、と勝手に思っていたのですが、時間に遅れると別の時間に手数料を払って変更する必要がありました。

近く、といっても車で30分ぐらいのところにある、プレジャーマ城とのセット券もありました。
ポーランドのヴィエリチカ岩塩坑
ここも前日の予約で大丈夫でした。普通のガイドツアーとは別に、鉱山体験ができる、というツアーもありました。全て日にちと時間の指定があるので、前日などにいけそうな時間を選べば良いと思います。

予約し忘れて行けなかった場所
ロンドンの大英博物館、ナショナルギャラリーは大変なことになっていて、当日券は1時間待ちのような状況で入れませんでした。前日ではもうチケットは空いておらず、少なくとも1、2週間前には予約をしておかなければならないようでした。
20年ほど前に何度も行ったことがあったので、その当時の気分でいたのが間違いの元でした。
まとめ
ヨーロッパの観光地事前予約が必須になってきている、という話でした。特に