スペインの首都マドリード。美術館の宝庫として知られるこの街で、家族三人は本場の芸術と伝統文化を存分に味わうことができました。今回は特に印象深かった2つのスポット、ソフィア王妃芸術センター(レイナ・ソフィア国立美術館)とラス・ベンタス闘牛場をご紹介します。
サンセバスチャンからマドリードへの移動
サンセバスチャンからマドリードまでは、ビルバオ空港からイベリア航空の飛行機で行きました。電車で行きたかったのですが早朝に1日1本ぐらいしか電車がなく、諦めました。
マドリードではアトーチャ駅のすぐ近くのホテルをとりました。マドリードの次は電車でグラナダまで行く予定だったので、駅の近くが良かったのと、ソフィア王妃芸術センターがアトーチャ駅の目の前にあり、移動がしやすかったためです。
泊まったのはrafael hotelというところで、ソフィア王妃芸術センターまで徒歩10分ぐらいで行けました。綺麗なホテルで過ごしやすかったです。
ソフィア王妃芸術センター:現代アートの殿堂
ピカソの「ゲルニカ」との対面
マドリード滞在で絶対に外せないのがソフィア王妃芸術センターです。ここの目玉は何と言ってもピカソの代表作「ゲルニカ」。教科書でしか見たことのなかった名画を、目の前で見ることができた時は感動しました。
興味深かったのはゲルニカを描くための練習というか、各パーツだけを取り出した絵です。一気に大きなキャンパスに描いたのかと思っていましたが、ピカソといえども段階を踏んで計画的に絵を描いたというのが新鮮な驚きでした。
ちなみにゲルニカはバスク地方の街で、ビルバオの近くにあります。
その他の見どころ
「ゲルニカ」以外にも見どころがたくさんあります:
- ダリの作品群:シュルレアリスムの巨匠の奇想天外な世界
- ミロの色彩豊かな作品:子どもでも楽しめる親しみやすいアート
- スペイン現代アートのコレクション:地元アーティストの秀作
朝一番ぐらいに行ったからかこの後ヨーロッパ中でいくことになる美術館と比べると、比較的空いていました。ゲルニカも目の前で一人で見られたので、大満足です。写真も撮り放題でした。チケットの予約も不要で、当日窓口で余裕で買えました。
訪問時のアドバイス
- 入場料:一般12ユーロ(子ども無料)
- 無料時間:平日19:00-21:00、日曜13:30-19:00
- 所要時間:2-3時間程度
公式ページ
ラス・ベンタス闘牛場:スペイン文化の象徴
歴史ある闘牛場の迫力
ソフィア王妃芸術センターの芸術的な感動とはまた違った、スペインの伝統文化に触れることができるのがラス・ベンタス闘牛場です。1931年に建設されたこの闘牛場は、スペイン最大級の規模を誇ります。
【写真】ラス・ベンタス闘牛場の外観 赤レンガが美しいムデハル様式の建築
実際の闘牛を見ることは開催時期に合わずにできませんでしたが、場内見学はできました。入り口で音声ガイドを受け取り、日本語の音声ガイドもあったので子供でも理解できました。
闘牛開催時には入れない場所にもいけたので、これはこれでよかったです。音声案内に従って館内の場所を巡り、闘牛の歴史や歴代の闘牛士など学ぶことができました。
座席についての説明もあり、ひなたの席(Sol)は暑いので安いということを知りました。
次回予告
次回はマドリードでのフラメンコ観劇について紹介する予定です。
このブログでは小6息子との2ヶ月間のヨーロッパ滞在記を綴っています。リアルな体験談や現地情報を発信していますので、ぜひ他の記事もご覧ください。