アルハンブラ宮殿での素晴らしいパラドール滞在も終わり、いよいよスペイン最後の目的地バルセロナへ移動する日がやってきました。
グラナダ→バルセロナの移動手段を比較
電車での移動も検討したのですが、直通便が見つからず、マドリード経由になってしまうため時間がかかりそうでした。そこで今回は飛行機での移動を選択。利用したのはVueling(ブエリング航空)というバルセロナを拠点とする格安航空会社です。
Vueling公式サイト: https://www.vueling.com/en
Vueling航空の予約方法と料金システム
予約システムはRyanairとほぼ同じです。早めに予約するほど安くなる仕組みです。料金に含まれるのは基本的に座席のみで、以下は追加料金が必要になります。
- 機内持ち込み荷物(頭上の棚を使用する場合)
- 預け入れ荷物
荷物に関しては基本パッケージがいくつか用意されていて、Ryanairほど複雑ではない印象でした。これは嬉しいポイントです。
私が買った航空券は、預け入れの荷物はすでに航空券に含まれていて、機内に持ち込み頭上の棚にしまう荷物を一人一つ追加しました。一人36ユーロで、荷物料金で108ユーロ。航空券が一人約135ユーロで全部で512ユーロ(当時のレートで約8万円)でした。
Vueling航空を利用した感想
良かった点:
- 移動手段として何の問題もなし
- カウンターでは英語が通じるので安心
- スマホでチェックイン可能(Ryanairのように紙の航空券印刷が不要!)
- スペイン国内の移動に便利
気になった点:
- ラウンジなどの設備がないため、航空会社のマイル特典は期待できない
- チェックインのため2〜3時間前に空港到着が必要で、並ぶ時間がかかる
総合的には、スペイン国内を素早く移動したい時に非常に便利な航空会社だと感じました。

バルセロナ到着〜深刻なオーバーツーリズムを実感
大きな遅れもなく、無事バルセロナに到着。スペインでの最後の目的地です。
バルセロナといえば、イタリアのベネチアと並んでオーバーツーリズムが深刻な都市として知られています。その混雑ぶりは空港に着いた瞬間から実感しました。
タクシー乗り場には信じられないほどの長蛇の列。並び始めてからタクシーに乗るまで10分弱かかりました。ものすごい数のタクシーが次々と到着していて、タクシー乗り場も広く取られているのですが、観光客の数が多すぎて全く追いついていない状況でした。

バルセロナが混雑する理由〜クルーズ船の影響
市内へ向かうタクシーの中で、運転手さんが興味深い話をしてくれました。バルセロナの港が整備されて、毎日巨大クルーズ船が3隻も寄港するようになったそうです。これが混雑の大きな原因とのこと。
実はこの後、私たちもクルーズ船に乗る予定でしたが、他の寄港地でも同様の話を聞くことになります。クルーズ観光が各地に与える影響の大きさを実感しました。

バルセロナのおすすめホテル「Capri by Fraser」
この日宿泊したのはCapri by Fraser Barcelona(カプリ バイ フレイザー バルセロナ)というホテル。立地も良く、とても快適でした。
このホテルの最大のメリット: 地下にコインランドリー完備!長期旅行で溜まった洗濯物を一気に片付けられて、本当に助かりました。家族旅行では洗濯設備の有無が重要なポイントになりますね。
ベッドルームとリビングが分かれていて、簡単なキッチンもついていました。お湯を沸かしてコーヒーなど飲んだり、朝食にトーストを作って果物と一緒に食べたりと、設備も良かったです。バスタブもあって、日本人としては疲れが取れて嬉しかったです。
ホテル情報:
- 地図: Google Map
- 公式サイト: Capri by Fraser



こうして無事、グラナダからバルセロナへの移動が完了しました。次回はバルセロナ観光の様子をお伝えします!
